上甲晃さん講演会( 11)
2005/05/26 15:55
上甲さんの1時間半ほどのお話は、吉田康人が最近考えていることにも符合し、感動、感心の連続でした。松下幸之助さんの入社式でのご挨拶など面白いエピソードがたくさん散りばめられていたのですが、ポイントは3点ほどあったと思います。
1つは、「知っている」人間ではなく「できる」人間にならないといけないということ。「凡事徹底」、「継続は力なり」を頭で「知っている」人は大勢います。松下幸之助さんは「感謝」と「素直」のお祈りを毎朝30年以上続けて「自分はようやく『素直初段』になった」とおっしゃったそうです。上甲さんが1年365日、今まで5,000号ものデイリーメッセージをお書きになってこられたのも「できる」人間になるための道なんですね。
2つめは、これも松下幸之助さんが入社式でされたご挨拶からの学びですが、(1)仕事、職業は世の中を良くする「手段」である。「天職」は見つけるものではなく自ら作り上げていくものである、そして、(2)社会人にとって一番大切なものは「信用」。お金は失ってもがんばったら取り戻せる。しかし、信用は一度失ったら取り戻すことはほとんど不可能−−ということです。
さらに、「自分だけの利益でなく、みんなの利益を大きくしたい」という「志」が今の政治、経済、社会に求められています。しかも、「他人を変えることはできない。すべての原因は自分にあると考え自分を変えることでしか世の中を変えることはできない」ということにも鑑みると、今まさに、ひとりひとりの日本人が「志」の高い生き方をすることこそが日本を立て直す道−−それが3つめのポイントです。
このほかにも示唆に富むお話ばかりでしたが、自分の中でこれからじっくり温めていきたいと思っています。
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