曖昧さを嫌う若い世代の戦い

2005/10/12 15:38


 その本を実際読まず書評だけ読んで満足してしまうことってありませんか?。本の中身より書評のほうが面白かったりする場合もありますよね(笑)。吉田康人はだから、新聞などの書評欄を読むのが大好きです。
 1ヶ月ほど前のことですが、石原慎太郎・田原総一朗著「日本の力」(文芸春秋)に対する書評が新聞に載っていました。弁護士で作家の牛島信さんの書評です。これによると、三島由紀夫は、大蔵省を辞めてから20年後、次のように新聞紙上に言い残して自決しました。「このまま行ったら『日本』はなくなってしまうのではないか(中略)日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国が極東の一角に残る」。
 しかし、著者の田原氏はこの本の中で、「(田原氏と同じ)世代の融通無碍さを若い世代が拒否し始め『世代間戦争』になった」と指摘、自らの改憲志向も表明している「らしい」。そして、書評の牛島氏は「曖昧さを嫌う日本人が新しい憲法を作るだろう」としています。
 吉田康人が「世代間闘争論」をぶち上げたのが20年前。在京の仲間内では当時、結構評判良かったんだけどなぁ〜(笑)。もはや、新・旧どっちの世代に入るか非常に「曖昧な」年齢になっちゃったけど(笑)・・。現行憲法を含むこの国の「曖昧さ」によって、「利益を得ている人々」より「不利益を被ったり危険にさらされている人々」のほうが圧倒的多数だと判断していることを、明確に意思表示しておきたいと思います。
 ・・そんなことを書評を読みながら考えていました。
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