「13階段」

2008/02/20 01:28


 「13階段」は死刑執行場所の比喩として使われる言葉ですが、実際には階段はないそうです。先週末、邦画「13階段」(2003年。長澤雅彦監督)をレンタルで見ました。サスペンスあるいはミステリーものでありながら死刑制度や人の命の重さにも正面から取り組んだ面白い映画です。

 刑務官・南郷正二(山崎努)が彼の刑務所を仮釈放となった三上純一(反町隆史)を訪ねます。三上は、喧嘩相手を殺してしまったのですが殺意はないとして、3年の刑に服しました。南郷は三上へ、執行まであと3ヶ月となったある死刑囚の冤罪を晴らすための調査に協力するよう依頼。三上もこれを引き受けることになります。何の関係もないはずの三上の喧嘩と冤罪事件とが接点を持つのがわかるあたりからこの映画にグーッと引き込まれていきます。

 リアルな死刑執行のシーンによって死刑制度のありかたを改めて考えさせらるのは間違いありません。ストーリー展開はもちろん、山崎に負けず劣らずの反町の演技力は意外なほど魅力的でした。
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