「バッテリー」
2008/04/07 21:04
三男(中学1年生)へ「こんなDVD借りてんねんけど、見る?」とあらすじを説明していたら妻が「それ、『バッテリー』でしょ?」。「えっ?、そんなに有名なん?」と、ただツタヤのカイドブックだけを頼りに借りた吉田康人。妻、三男に次男(高校1年生)を加えて親子4人で邦画「バッテリー」(2007年。滝田洋二郎監督)を見ました。
ピッチャーとして並外れた才能を持つ原田巧(林遣都)は小学校から中学校へ上がる春休み、父、母、そして、病弱な弟とともに岡山の地方都市へ転居します。そこで、地元少年野球チームのキャッチャー、永倉豪(山田健太)と出会います。キャッチするまでにこれまでのチームメートなら6ヶ月以上は掛かった巧の豪速球を、豪はたった5球でミットに収めるのです。
野球部でも家庭でも孤立する巧が、不器用ではあるけれども、友人や家族との関係を野球を通して築きあげていくというシンプルなストーリー。あさのあつこ著の原作「バッテリー」は延べ1,000万部を超えるとも言われるベストセラーです。世代を問わず、映画ジャンルの好き嫌いを問わず、あらゆる人々の感動を誘う映画です。
バッテリーを組む相手を探すことは私達の人生にとって最も大きい課題の一つです。だから、「俺を信じて思いっきり投げてこい」という豪の言葉は私達大人にとってもズシンと重く響きます。難しいのは、私達は時と場合によって、ピッチャーにならなきゃいけないしキャッチャーとして受け止める役回りもあるということ。そういう目で見ると、この映画の中では何組もの「バッテリー」が描かれていました。
映画を見終えて自室で仕事をしていたら中学時代は野球部だった次男が「おとうさん、暇?」。キャッチボールをしたいと言う。暇じゃなかったけどこの映画を見せてしまった責任を感じて(笑)付き合ってあげました。大人も子供もキャッチボールをしたくなる、そんな映画でもあります。
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