段野市議逮捕【毎日新聞】
2008/06/05 17:11
<<あっせん収賄:高槻市議を容疑で逮捕 違法建築見逃し働きかけ−−大阪府警など
大阪府高槻市に違法建築を見逃すよう働きかけた見返りに業者から現金数十万円を受け取ったとして、大阪府警捜査2課と高槻署は3日、同市議、段野啓三容疑者(66)=同市野田2=をあっせん収賄容疑で、不動産会社「リケン」社長、長谷川宜徳(やすのり)容疑者(63)=同市野見町=を贈賄容疑で逮捕し、同日夜、リケン本社など十数カ所を家宅捜索した。
調べでは、長谷川容疑者は05年8月下旬、同市野見町のリケン所有のマンションなどが建築基準法に違反し、当時の市開発指導室指導課から行政指導を受けたことについて、見逃してもらうよう段野容疑者に依頼。同9月上旬、段野容疑者は担当職員に違反を容認するよう働きかけ謝礼として数十万円を受け取った疑い。段野容疑者は否認、長谷川容疑者は認めているという。
市によると、リケンは当時、既に2階建て建物がある敷地に7階建てマンションの建設を計画。建築確認の際に出した計画概要書に2階建ての記載はなく、マンション完成後も2階建ては撤去されなかった。このため、建ぺい率と容積率が建築基準法の規制値を超えた。同課は同8月に違反を確認し、リケンに3回行政指導した。
同9月、段野容疑者が当時の指導課長らを議員応接室に呼び、「どんな違反か」と問いただした。以降、市はリケンの違法行為を放置してきたという。同課長は「説明に行っただけ。(その後の指導が)左右されたかは一概には言えない。心理的圧力はなかったが、指導が至らず反省している」と話した。2階建ては現在、リケン事務所。7階建ては賃貸マンションになっている。段野容疑者は83年に市議に当選。正副議長を歴任し、7期目。【田辺一城、山口朋辰、衛藤達生】
◇疑惑を全面否定
段野容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に応じ、業者らからの金品の受領について「それはないです」と答えていた。「一切ないのか」との問いかけにも、「はい。はい」と繰り返し、疑惑を全面的に否定していた。(2008年6月4日付「毎日jp」より)>>
<<大阪・高槻市議のあっせん収賄:「業者、困っている」市担当者に働きかけ
大阪府高槻市の違法建築を巡る汚職事件で、同市議の段野啓三容疑者(66)=あっせん収賄容疑で逮捕=が、不動産会社「リケン」の違法建築への行政指導について市担当者を呼びつけた際、「(リケンが)困っていると聞いた」と発言していたことが、大阪府警捜査2課などの調べで分かった。段野容疑者は口利きを否認しているが、府警は、段野容疑者の発言が市にとっては事実上の「働きかけ」だったとみている。
府警は4日午前10時過ぎ、市役所で家宅捜索を開始。段野容疑者が所属する市議会の市民・民主議員団の会派控室と、市建築指導課などを捜索した。同日午後、段野容疑者らを大阪地検に送検した。
今回の違法建築への行政指導について、段野容疑者から呼び出された市職員は「『よろしく頼む』などの言葉はなかった」と圧力を否定しつつ、説明に呼ばれることで「相手の意図は読み取れる」と証言した。
関係者によると、段野容疑者はこれまでも、何度も業者の依頼を受けて、公表前に市に対し「工事の請負業者はどこに決まったか」などと聞くこともあったという。府警は今年3月、市街化調整区域の開発許可を知人の土建業者に出すよう市に求めたとして、段野容疑者を聴取。同僚市議も「金に困っていたため、市と業者の仲介役をしていたようだ」と話した。
一方、リケン社長の長谷川宜徳容疑者(63)=贈賄容疑で逮捕=が、違法建築の2階建て建物について「そのまま使えればいいと思った」と供述していることも分かった。リケンは、建ペい率などが超過するため撤去する必要があったのに会社事務所に改装。府警は、撤去費用に1000万円以上かかることから、違法を容認してもらえるように段野容疑者に依頼したとみている。【田辺一城、山口朋辰、衛藤達生】(2008年6月4日付「毎日jp」より)>>
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