「告発」
2009/01/14 13:39
ツタヤの「シネマ ハンドブック 2008」では161位と低かったのですが、扱っているテーマが面白かったのと「この国でもこんな弁護士がもっと出てきたらいいなぁ」という期待感を持ったのとで、米国映画「告発」(1995年。マーク・ロッコ監督)をレンタルで見ました。
1934年に開設されたアルカトラズ連邦刑務所は矯正不可能とみなされた者が主に服役、また、過剰な虐待で悪名高い刑務所でもありました。脱獄も何度か繰り返されましたが、アルカトラズ島周辺は潮流がきつく、脱出はほぼ不可能とされていました。1963年には閉鎖が決定、今では観光名所となっています。
アルカトラズ刑務所の地下牢での3年間に及ぶ悪夢のような虐待から解放された直後、殺人を衝動的に犯した囚人ヘンリー・ヤング(ケヴィン・ベーコン)。その囚人の弁護を担当する新人弁護士ジェームズ・スタンフィル(クリスチャン・スレーター)が法廷で、そして、連邦刑務所に対して戦いをどう挑んでいくのか?。実話を映画化したものです。「殺害」は紛れもない事実として公判は進みますがそれでも「無罪」を主張する論拠は何か?。そこが最大の見所です。
政治権力やそれに群がるシロアリと戦い、被告と対立してでも社会正義を貫こうとするジェームズのような若い弁護士が増えることを願います。
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