ゴミと企業責任

2009/03/08 17:10


【「新地球村宣言」(高木善之著)シリーズ(2)】

 ゴミの企業責任が重視される先進国と比べて日本では企業責任がほとんどありません。したがって、企業もそうだし、市民も「ゴミ代はタダ」のためゴミを減らす努力をしません。日本ではその結果、焼却場、処分場の建設・維持費などを含めると年間20兆円、各家庭あたり毎月3万円ものゴミ処理費用を税金で負担しています。環境先進国の約10倍の負担です。

 ヨーロッパのゴミ原則は次の4つです。「4R」と言われています。
  (1)Refuse・・やめる、
  (2)Reduce・・減らす、
  (3)Reuse・・再使用、そして、
  (4)Recycle・・再生、再資源化。

 この4Rで重要なのは企業責任によって「再使用、再生」が義務付けられていることです。例えば、日本では、紙パック、ビン、カン、あるいは、ペットボトルをたった1回しか使わずに溶かして「リサイクル」と言っています。ヨーロッパでは一方、ジュースなどの中身に関わらず色も形も同じボトルを使っているため1回で使い捨てにされることはなく、しかも、日本の物に比べて2〜3倍厚くて丈夫です。メーカーがペットボトルを回収、洗浄し、数十回使っています。

 ヨーロッパ並みの企業責任化、ゴミの有料化を日本で進めればゴミの量も費用負担も10分の1に節約できるのです。
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