「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

2009/04/02 00:23


 3月27日付「やすとログ」( http://www.max.hi-ho.ne.jp/yoshidayasuto/200903.html )でもご紹介したとおり、赤坂事務所のとーこさんのお薦めでデンマーク映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000年。ラース・フォン・トリアー監督)を観ました。3日がかりで(笑)。途中で「観るのやめようか?」と迷いました。最近、恐らく月に6〜7本のペースで映画を観ていますが、こんな気持ちになったのは初めてです。つまらなさに耐えられなかったわけではありません(笑)。逃げ出したくなるような重苦しさがあったからです。

 女手ひとつで息子のジーンを育てるセルマ(ビョーク)は、遺伝性の病のため、視力が失われつつありました。ジーンもまた、手術を受けない限り同じ運命を辿ってしまうことになります。彼女はそのため、工場で働き内職もしてジーンの手術費用を貯えていました。しかし、ある日、工場を解雇されてしまい、貯めていたお金まで盗まれてしまったのです。この作品はカンヌ国際映画祭(2000年)でパルムドール(最高賞)と主演女優賞とを受賞しました。

 「シカゴ」を先に観ていたから( 3月2日付「やすとログ」( http://www.max.hi-ho.ne.jp/yoshidayasuto/200903.html )参照 )違和感はありませんでしたが、主人公の空想のシーンがミュージカル仕立てになっていました。ドキュメンタリー映画のようなカメラワークでしたので悲惨さに一層のリアリティがありました。とーこさんが言ってくださったようにみなさんも「体調が良い時に」観てくださいね(笑)。
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