「ビッグ・フィッシュ」

2009/06/20 20:07


 古くは「猿の惑星」、最近では「チャーリーとチョコレート工場」(2007年8月1日付「やすとログ」( http://www.max.hi-ho.ne.jp/yoshidayasuto/200708.html )参照)で有名なティム・バートン監督の米国映画「ビッグ・フィッシュ」(2003年)をレンタルで観ました。「チャーリーと・・」と同様、ファンタジックなストーリーや映像を通じて家族愛、親子愛の真実を伝えようとする作品です。

 ジャーナリストのウィル(ビリー・クラダップ)の父エドワード(アルバート・フィニー)は自分の人生を幻想的でマジカルな話として語る名人。ウィルも子どもの頃はそんな父の話を聞くのが大好きでした。しかし、ウィルの結婚式で喧嘩して以来3年間、父とは不和が続いていました。ある日、「父の病状が悪化した」との報せを母から受けたウィルは妻を連れて実家へと向かいます。しかし、病床でも相変わらずホラ話を繰り返す父と、父の本当の姿を知りたいと願う息子との溝はなかなか埋まりません。

 ラスト・シーンで幻想と現実とが「なるほど」と見事に融合します。ウィルは幻想の中に父親による家族愛の真実を知るのです。 考えてみれば、私達の心は幻想と現実との間をさまよい続けます。しかし、そのどちらにいる時も家族に対する愛はかけがえのない真実なのです。そんなことがわかる映画です。
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