「4分間のピアニスト」

2009/07/13 22:17


 才能を持ちながらも、環境がその開花を許さない場合もあれば、自分自身でその開花の芽を摘んでしまう場合もあります。「才能」をテーマにした映画も多いですね。ドイツ映画「4分間のピアニスト」(2007年。クリス・クラウス監督)をレンタルで観ました。

 ピアノ教師として刑務所を訪れたトラウデ・クリューガー(モニカ・ブライプトロイ)は、机を鍵盤代わりに無心で指を動かしている女性ジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング)に目を留めます。彼女は、天才ピアニストとして将来を嘱望されながらも道を踏みはずしてしまい刑務所暮らしの日々。心を閉ざし衝動的に暴力を振るい刑務所内でも札付きの問題児です。それでも、ジェニーの才能を見抜いたトラウデは所長を説得して特別レッスンを始めます。

 まさに「4分間」の彼女の演奏には息を飲みます。その才能を認めるのは、教師か?、社会か?、聴衆か?。見所がエンディングに集約されています。
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