松陰から晋作への垂訓(1)
2009/12/10 22:20
吉田松陰の高杉晋作への指導。「世に住む日日」の一つの読みどころです。
「いったい、私は今後どうすればよいのですか」という高杉からの問いへ、久坂玄瑞や入江杉蔵に対するのとは全く異なる答えかたを吉田はしています。
<<「御心を得て正論正義を主張してもなおかつ、禍敗がやってくる。きっとしりぞけられる。しりぞけられれば淡々として隠退せよ。そして隠退中は人に感謝する心を持ち、学問をおさめよ。そのようにして十年たてば、かならず時がくる。大忠を立つべき日がくる。もし不幸にしてそういう時期が到来しなくても老兄は歴史上の不朽の人になりうる。くれぐれも私をまねて、軽忽をするな」
私のやりざまをまねるな、ということは久坂玄瑞にすら言いのこしている。
−−切に吾輩の如き苦節偏癖の流を学ぶなかれ。>>(→(2)へ続く)
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