「モーツァルトとクジラ」

2009/12/21 22:08


 「『50回目のファースト・キス』(9月3日付「やすとログ」( http://www.max.hi-ho.ne.jp/yoshidayasuto/200909.html )参照)を観てメッチャ感動した!」と吉田康人が言ったのを聞いて赤坂事務所のトーコさん(現在は既に退職)が紹介してくださった映画です。順番がやっと回ってきました(笑)。米国映画「モーツァルトとクジラ」(2004年。ピーター・ネス監督)をレンタルで観ました。

 アスペルガー症候群を抱えた男女が困難を乗りこえ愛を育むラブ・ストーリーです。一見普通の青年ドナルド(ジョシュ・ハートネット)は、アスペルガー症候群という発達障害を持ち、平穏な日常生活を営むことができず悩んでいました。同じような障害を持つ仲間達と集会を定期的に開いていた彼は、そこである日、新たな参加者イザベラ(ラダ・ミッチェル)と出会います。ドナルドは自由奔放なイザベラにたちまち魅了されてしまいます。

 同じDVDの中に主演のジョシュ・ハートネットへのインタビューが収録されています。彼はその中で「自分も自閉症ではないか?と思った」と答えています。非常に印象的な言葉でした。映画の中でも、「普通の人になりたいと思うか否か?」とのやりとりがあります。障害を持つこの2人だけでなく、たとえ健常者であっても、自分が自閉症であるかないかに大きな相違感とこだわりを持つ人と、ハートネットのように人間の弱さへ不安感を絶えず抱きそれを弱者への思いやりへと変えていける人と、2通りにわかれるような気がします。


※アスペルガー症候群・・広汎性発達障害の一種。知的障害や言語障害を伴わないで、対人関係への無関心、同一動作の繰り返しなど自閉症の症状を示すものをさす。オーストリアの小児科医H=アスペルガー(1906〜1980)がこの症例を初めて報告。(「デジタル大辞泉」(小学館))
前へ 次へ