「生徒会通信」1981 年2月10 日号(2)
2010/02/20 18:15
(→(1)からの続き)
ガリ版へ直筆で書いた檄文のお話です。
吉田康人が取りくんだ大きな課題の1つに「スリッパ制度の導入」があります。後に「上履制」と呼ばれるようになったそうですが議論が始まった際はまだ「スリッパ制度」でした。
「高槻の歩み つたえる・つながる・つくる」第11号で、「高槻学園(高校)新聞」第16号(昭和58年(1983年)4月8日号)掲載「上履制導入に伴う生徒のモラルを問う」記事のことが取りあげられていました。実は、この議論の口火を切ったのはその2年前、「生徒会通信」第13号(生徒会執行部広報課、昭和56年2月発行)だったのです。
本人には書いた記憶が全くありません(笑)。以下、原文をほぼそのまま転載します。
<<▽左は先週土曜日開かれた代議員会で話し合われた内容です。
▽見ておわかりの通り、非常に貧弱な内容であります。これが各クラスの代表者が集まって開かれる議会の内容であることからも、我が校の生徒会の程度の低さがおわかりでしょう。
▽各クラスのHRではいったいどのような討議が行われたのでしょうか。そして各クラスの生徒は、これをクラスの代表の意見として議会に出すことを恥じなかったのでしょうか。執行部及び代議員会は、"もう一度各クラスで、討議し直す必要がある。"と判断致しました。したがって、今週のHRでは、もう一度"スリッパ制度"について話し合っていただくことになります。
▽もちろん、スリッパを使用するか、しないか、それは重要な問題です。しかし、そのスリッパ制度について、全校生徒が、真剣に考えることの方がその前のもっと重要な問題なのではないでしょうか。
▽代議員会では、"げた箱を設置するかしないか"が大きな視点になったようです。しかし本当に"学校を美しくする"という固い意志さえあれば、「げた箱があるのなら・・」「げた箱がないのなら・・」という考え方はおかしいのではないか。机の横に土足を入れる袋さえつければ、それで十分なのではないか。ましてや、スリッパなど使用しなくても、毎日のそうじをその分だけ丹念に行えば、それで問題ないのではないか。
▽そこの所を自分達のために、そして、我々の後輩のために、真剣に考えていただきたいと思います。
◎2月12日のHRの議題→スリッパ制度について◎
以上 生徒会長 吉田 康人>>
例えとしては適切ではないかもしれませんが、国の政治に例えれば、鳩山首相が「これが国民の代表者が集まる国会での議論か?。程度が低い。国民はこれを恥じないのか?。国会は、本質をよく見て、もう一回議論しなおせ!」って言ってるようなもんですからね(笑)。そんなん、国会が止まっちゃうどころか、首相の進退問題へ発展します(笑)。
記憶が全くないとはいえ、いやはや、変わらぬ「剛腕ぶり」と申しますか「傲慢ぶり」に恥ずかしい思いです(笑)。人間って変われないんですかね?(笑)。
ただ、吉田康人らが卒業後、げた箱も設置されて「上履制」が導入されはしたものの「面倒くさい」という理由で土足でそのまま校舎へ入ってくる生徒が多数に上ったという「モラル・マナー問題」が母校の大問題となったことを考えると、「本質」を突いた檄文であったことは確かです。(←反省が足りない?(笑))
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