しばし木の葉の下くぐるなり

2007/08/10 20:16


 我が国には「歌には歌で応える」という文化がありますね。1コマ前の「やすとログ」で足利尊氏の詠んだ歌や吉川栄治の一文をご紹介したところ、親友から次のような歌を送って(贈って?)いただきました。

<<すゑつひに海となるべき山水も
 しばし木の葉の下くぐるなり>>

 平易な言葉遣いなので解釈は人それぞれで良いと思います。吉田康人にとっては「励まし」でもあり「戒め」でもある歌です。調べてみますと、この歌は江戸時代後期の歌人、伴蒿蹊の作のようです(新渡戸稲造)。しかし中には、旧海軍中尉で回天特攻隊員・回天創始者の仁科関夫の歌だと誤解している向きもあるようですし、これを好んで揮毫していた田中角栄の歌との珍説も(笑)。ま、見れば見るほど素人が詠める歌じゃないわねぇ(笑)。

 今日は暑すぎて仕事どころじゃなかったし、健闘及ばす我が地元の金光大阪も敗れてしまったので、ボソッとそんなことを考えていました。
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