「・・足利尊氏・・」

2007/08/10 01:16


 こんなものもレンタルで見られるんですねぇ〜。足利尊氏のことを改めて勉強したかったので「その時歴史が動いた 時代のリーダーたち編 『乱世を制するリーダーの条件』 〜湊川の戦い 足利尊氏、苦悩の決断〜」(NHK)を見ました。インターネット百科事典「ウィキペディア」によると、「没落と栄光を繰り返した尊氏の人生は日本史上最も壮絶なものと言っても過言ではない」。

 鎌倉幕府を倒し新しい武士の時代を切り拓いたのは足利尊氏です。しかし、後醍醐天皇や楠木正成がいたからこそ足利尊氏に出番が回ってきたことは間違いありません。特に、九州へ敗走する尊氏の元に武士が集結していくのを見て、戦に勝ったとはいえ敗北感を味わい「次は必ず負ける。新しい武士の時代が来る」と予見した正成も立派な武将でした。役人貴族、人権貴族、組合貴族、その他しがらみ貴族が跋扈するこの高槻には楠木正成らしき人物は誰もいないのか?(笑)。

 最後に、足利尊氏の短歌が紹介されました。「よしあしと 人をばいひて たれもみな わが心をや しらぬなるらん」。これは、吉川栄治の小説「宮本武蔵」の結びの文章と相通ずるものがあります。「波騒は世の常である。波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は躍る。けれど、誰が知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを」。吉川栄治が、「宮本武蔵」の20年後に、「私本太平記」で足利尊氏を描いているのは多くの吉川ファンの知るところです。
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