一橋大学関西アカデミア(7)
2009/12/03 03:00
第2講目の玄田先生がおっしゃったように「非正規職の人ががんばって正職員になれば」確かに素晴らしいことです。しかし、現実にはそれはほぼあり得ないし、そもそも非正規職とはそういうシステムではありません、良い悪いは別として。
吉田康人は第3講目の小塩先生のファンです。小塩先生の結論はこうです。「『子供の貧困』は、教育達成(学歴)、所得、幸福度、健康状態に望ましくない影響を及ぼす。しかも、その影響はかなり直接的。子供時代以降の政策では完全に解消しにくい」。つまり、「低所得層の子育て支援は最優先の政策課題」というわけです。
国民の税金を費やす政策の課題というからには、「子供の貧困」とそれらが「相関関係」ではなく「因果関係」と断言できる科学的根拠を、できれば質問したかったのですが、恥ずかしくて聞けなかった(笑)。
第4講の青木先生は「デーメニ投票法」をご提唱。これは親が自分の子供の代理投票ができる投票法です。導入すると、親+子供の有権者層を全体の37%に増やし、55歳以上の有権者層を35%に減らすことになります。これによって2つの世代間のバランスが取れ家族政策が国政選挙で真剣に議論されるようになるというわけです。結論への賛否は別として、様々示唆に富むご意見です。
「そんな方法でバランスを取っても・・」という反論は多いでしょう。一方で吉田康人は別のことを考えていて、代理投票ではなくて子供が直接投票したらどうなるか?。親が、「代理」と称して自分の意見で投票するのではなく、子供の意見どおりに忠実に「代理投票」したらどうなるか?。案外、「親子連合」はできないかもしれませぬぞ(笑)。
世代間問題に思いをめぐらす良い機会となりました。一橋大学アカデミア関係者のみなさんへ厚く御礼申し上げます。
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