古墳の整備に住民カンカン(4)

2007/08/18 18:07


<<((3)からの続き)住民の思いとは裏腹に推し進められる工事の目的とは何なのでしょうか?

 高槻市に聞いてみると・・・
  <高槻市立埋蔵文化財調査センター・鐘ヶ江一朗所長>「一番の主旨は『古墳の保存』です。よりよい保存をまっとうしていく中で、当時こういう形だったものを古代の人が作ったと知っていただこうと、そのために復元的な整備をしている」

 高槻市の説明によると、今城塚古墳は安土桃山時代の大地震で、地すべりを起こし、墳丘や堀が相当くずれているといいます。そのため、市は古墳を保存するとともに、墳丘以外の当時なかった木々を伐採し、外堀や内堤などを再生したりして、6世紀当時の姿を復元しようとしています。文化庁からも補助を受け、今年度は2億3,000万円をかけて工事を行い、4年後には見学や観光も見据えた「史跡公園」が完成する予定です。

  <高槻市立埋蔵文化財調査センター・鐘ヶ江一朗所長>「古墳時代の姿を具体的にイメージしていただけるように、整えていくわけですから、古墳時代になかったものをできるだけ整理していこうと。ソメイヨシノのような桜は、古墳時代になかったので、退場を願った」

 しかし、以前からこの工事を問題視している市議会議員は、整備のあり方に疑問を投げかけます。
  <北岡隆浩・高槻市議>「高槻市は今城塚を観光の目玉にしようとしているが、真新しい堤を作って、新品のはにわを並べても、誰も歴史のロマンを感じないと思う」((5)へ続く)>>
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